企業が注目 ”健康経営”最前線

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『健康経営』とは、企業が成長するために従業員の健康に積極的に投資していこうという考え方です。今、多くの企業が『健康経営』に高い関心を寄せ、導入の検討を進めています。その最前線を取材しました。

◇企業が健康経営への関心を高める背景には、切実な事情があります。 労働力として期待される65歳未満の人口は、今後大幅に減少。 一方で、企業が負担を強いられる、高齢者の医療費は増加が見込まれます。 健康経営を導入して健康な社員を数多く維持できれば、企業は労働力を確保して生産性を向上させ、医療費を削減できる可能性が広がります。

◆ロート製薬 チーフヘルスオフィサー ジュネジャ・レカ副社長 「健康な社員が頑張って健康な企業になれば、生産性にもつながる。コストだと思ったらコストかもしれない。でも私たちは投資だと思っている。」同社は頭皮の血行を良くし、リラックスするためのヘッドスパや体のゆがみを治す整体を本社の施設に設けています。

◇厚生労働省 保険局 保険課 鳥井陽一課長
「高齢化が進み、人口も減少していく見込みの中で、個人ひとりひとりが健康で長く働くということがとても大事になってきている。
今後さらに医療費が伸びていくことが考えられるので、伸びを少しでも抑制することは期待できる。」

◆データを活用して、より戦略的に社員の健康作りに取り組もうという企業も出ています。
都内の大手航空会社です。
5年前、経営破綻に陥ったとき、健保組合の補助が大幅に減らされた経験から社員の健康管理について改革を進めてきました。
3年前から取り入れているのが「データヘルス」という手法です。
グループ会社の社員も含めた3万1,000人以上のあらゆる健康データを集めて分析。
病気になる前にきめ細かな予防策を施そうというのです。
会社と健保組合では早速、20代から30代の若手にターゲットを絞った健康指導を始めました。
まず、体の脂肪や筋肉量などを詳しく調べ、隠れ肥満などの改善を促します。

また、生活習慣病やガンに次いで多いのが、肩こりや腰痛だということもわかりました。
職種を分析したところ、長時間立ち続ける客室乗務員や、地上で接客や整備を担当する社員の、いわゆる「職業病」であることも見えてきました。こうした職種にターゲットを絞り、肩こりや腰痛を予防するための特別プログラムも導入しました。専門のトレーナーが、フライトの前後などにストレッチを指導します。

⇒客室乗務員
「フライト前にストレッチをしておくことで、動きもスムーズになり、肩こり防止にもなる。」
⇒客室乗務員
「自己管理は大切だが、会社がバックアップしてくれるのでありがたい。」

データヘルスを活用したきめ細かな健康指導で、この会社では国民1人あたりの医療費と比べて2割の削減に成功しました。

< 参照元リンク >
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/05/0511.html

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