
ハワード・シュルツは当時経営不振だったスターバックスを買収し、現在の輝かしいスターバックスに立て直した立役者である。
彼はいったいどのようにしてこれほどの奇跡の物語を実現できたのだろうか?
その問いに彼はこのように語った。。
”社員の福利厚生を充実させれば競争上優位に立てるというのが私の持論である。経営に携わるようになった当初から、スターバックスを誰もが働きたがる人気の ある企業にしたいと考えてきた。他の小売店やレストランよりも高い給与を支払い、他に抜きんでた福利厚生制度を整えることによって、コーヒーに対する我が 社の情熱を人々に伝えたいという強い意欲を持つ人材を集めたかったのだ。”
実際にシュルツの姿勢は全米企業を驚かせた福利厚生にも表れている。すべての従業員に健康保険を適用し、ストックオプションを与えた。週20時間以上勤務するパートタイマーにまで適用範囲を広げた企業など例がなかった。
人を大切にするだけではない。利益の名のもとに倫理観や誠実さを失わないという姿勢に対してもシュルツは企業としてのポリシーを徹底した。だからこそ優秀な人材が集まり、顧客はそれを支持したのである。
日本でも近年いわゆる”ブラック企業”の撲滅運動が盛んになってきている。企業にとって苦しい状況の時こそ従業員の福利厚生を充実させることで結果的に利益に結び付ける。そのような経営方針が広まってほしいものである。
引用元:http://systemincome.com/9164
http://goethe.nikkei.co.jp/human/120628/01.html
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