健康経営銘柄に選定されるための2ステップ

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経営
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健康経営を積極的に取り組む企業を株式市場で評価するために制定された「健康経営銘柄」。

ホワイト企業のお墨付きとして注目されている。では、実際にどのような基準で認定されるのだろうか?

健康経営銘柄に選定されるための2ステップ

健康経営銘柄に選定されるための2ステップ

まず大きく分けて二つの基準は

 

  1. 「健康経営度調査」の総合評価の順位が上位20%以内であること
  2. 過去3年間のROEの平均値が業種平均又は8%以上であること

 

ということである。2はともかく、1の健康経営度調査の総合評価とは何か?これについてを解説していく。

 

1の条件を満たすためには二つのステップが必要となる。

 

ステップ1:健康経営度調査への回答

経済産業省が、国内全上場会社(3,605社。内銘柄選定対象は東証上場会社3,464社)に対し、従業員の健康管理に関する取組やその成果を把握するたのアンケート調査を実施する。そのアンケートへ回答することがまずは最初のステップである。2016年度では、対象3605社中573社からの回答で回答率は15.9%であった。
 
 
ステップ2:健康経営度調査の評価結果に基づき上位20%に選出
 
以下、評価のための5つのフレームワークである。
 
1.経営理念・方針
•「従業員の健康保持・増進」の位置づけ
•経営方針などによる明文化
•経営トップ自らによる従業員や社会への発信
 
2.組織体制
•従業員の健康保持・増進の推進を統括する組織の形態
•専門人材(産業医、保健師、看護師など)の活用
•「従業員の健康保持・増進」の推進に対する企業経営層の関与
 
3.制度・施策実行
•従業員の健康状態や取組に係る課題把握
•従業員に対してメンタルヘルスに関する各種チェックの実施状況
•労働時間の管理に関する制度や施策の実施状況
 
4.評価・改善
•従業員の健康保持・増進を目的とした施策の効果検証の方法
•取り組みによる健康状態や医療費、生産性等の具体的改善効果
•効果検証を踏まえた次年度の取組改善の実施状況
 
5.法令遵守・リスクマネジメント
•労働関連法令における重大な違反に係る行政指導の有無
 
これら5つの柱を基に評価が行われる。そして注目すべき点はフレームワーク毎の点数をウエイトで乗算し算出する点である。
このウエイトで重視されるのが、1の経営理念・方針、3の制度・施策実行 である。
つまりこれら二つの項目は特に注力しなければいけないということだ。
そしてその結果の点数が上位20%に残ることでようやく銘柄選定候補となる。
 
 
今回紹介したように現在、健康経営銘柄へ選定されるには非常にハードルが高いように思える。実際に選定された企業を見てみると誰もが聞いたことのある大企業ばかりが名前を連ねている。しかしながら、本当に健康経営が必要なのは中小企業である。大企業は元々福利厚生が整っている場合が多いことに加え、世の中の大半が中小企業である。一部の大企業にだけメリットのあるシステムではなく、中小企業にこそそのメリットを十分に享受できるシステムづくりを行政がもっとサポートしていく必要があるように感じた。しかしながら、ただ諦めるのではなく、中小企業でも取り組める健康経営の在り方を模索し、実施していくことは会社にとって決してマイナスにはならないだろう。
 
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