会社を休まずに働き続ける理由

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経営
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最近、ブラック企業根絶のために有給休暇の消化を促進する流れが徐々にできつつある。

しかしながら、未だ仕事はできるだけ休まずにきちんと働くべきだという考え方も根強い。ではその考え方はどこから生まれてきたのだろう。

会社を休まずに働き続ける理由

会社を休まずに働き続ける理由

講師の大阪大学・大竹文雄教授は、「次の2つのパターンのうち、どちらが嬉しいですか」と質問した。

 

A.自分は6000万円の家に住み、周りは全て8000万円の豪邸に住んでいる
B.自分は4000万円の家に住み、周りは全て3000万円の家に住んでいる

 

MCの又吉直樹さんは「Bの方が嬉しいような気もしますね」と不思議そう。

Aの6000万円の方が立派な家なのに、「他人より値段が高いか低いか」の比較によって、自分にとっての価値が変わってしまう。

このように、他人と比較することによって自分にとっての価値が異なってくるものを、経済学で「地位財」と呼ぶという。Bを選ぶ人にとって、まさに家は「地位財」。家や車のほか、会社の所得・役職、ブランド製品、子どもの成績などが地位財と考えられる。

 

それでは、休暇に関してはどうだろう。家の値段を1000分の1にして日数に置き換える。

 

A.自分の休みが月6日で、同僚は全員8日
B.自分の休みが月4日で、同僚は全員3日

 

自分だけで考えれば休みが2日多いAの方がいいはずである。このように、他人と比較しても価値が変わらないものは「非地位財」という。

「地位財と非地位財が両方あると、地位財に引っ張られちゃう。自分はこれでいいと思っていたのに、周りがすごく立派な家になったら、『家を立派にしなきゃいけない、もっと働いて稼がなければならない』となる。すると大切な非地位財である『健康』を犠牲にして働いてしまうおそれがある」

人は、地位財を手に入れるため、非地位財をおろそかにしてしまう。それが休みより仕事を優先する原因のひとつになり得る。

家族のだんらんも、非地位財といえるだろう。

目に見えて他人と比較しやすい地位財に対し、「休みは目に見えないので地位財になりにくい」という難しさもあるとのこと。又吉さんが「海外では休暇が長くて、幸せそう」という話に触れると、大竹教授は、

「それ(休暇が取れること)を誇れるようにしていけば、休暇が『地位財』になっていきますよね」 と述べた。

 

健康経営のために必要な”見える化”は健康状態だけではなさそうだ。十分な休暇の確保とそれを実際に利用できる環境づくりは健康経営に必要な要素の一つ。そのためには各従業員の休暇の利用状況も見える化する。そして積極的に有給休暇の利用を促すことで利用しやすい空気に誘導することができる。

こうした従業員と同じ目線の取り組みが重要である。

引用元:https://news.careerconnection.jp/?p=24994

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