地域で支える心の健康

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 環境保全や食の安全が専門の新潟薬科大学名誉教授、及川紀久雄さんは76歳の今も「心と体の健康」を守る活動に奔走している。講演を通じて完熟堆肥を使った安全安心な農業の普及を促す傍ら、職員の健康を経営問題として考える健康経営の大切さを訴える。自殺予防を目的に様々な悩み相談に応じる「新潟いのちの電話」の理事長も兼ねる。

 ――及川さんは県内で「食と健康の伝道師」と呼ばれます。活動の重点は。

 「一つは健康経営の普及を目指すライフサポートマネジメント研究所(新潟市)の名誉顧問としての活動だ。過労死問題がメディアで取り上げられ、新潟でも従業員の心の健康が重要な経営問題であるという認識が広がってきた。2年前、一定規模の事業所に社員のメンタルヘルスを管理するストレスチェックが義務付けられたことも、こうした動きを後押ししている」

 

 ――医師や栄養士と組み、食事や栄養面からも健康経営を支援していますね。

 「体が病気でないから健康とは限らない。心も健やかでなければ、結果的にいい仕事はできない。まずは朝食をしっかりとる、野菜を先に食べるといった基本的な動作を身につける必要がある。耳が痛いかもしれないが、年寄りの助言には耳を傾けてほしい」

 

 ――食の安全安心を巡り、完熟堆肥の効用を説いています。

 「学者として約30年、農薬が環境に与える影響や自然堆肥の効用を研究してきた。たどり着いた答えは、食品の残さやふん尿を3~4カ月かけてじっくり分解させ、アンモニアもなくした完熟堆肥が農業を救うということ。時間と手間はかかるが、農作物にとって栄養を摂取しやすく、虫が寄らず、病気にもかかりにくい。高付加価値の農作物を育てるための有機肥料として普及させたい」

 

 ――いのちの電話の業務にも力を入れています。新潟県の自殺率は全国でワースト5に入ります。

 「県内の自殺者は若干減ってはきたが、年500人以上。いのちの電話が受け付ける相談も年2万件以上で高止まりが続いている。140人余りの実働相談員を200人に増やしたいが、無償ボランティアだけに急な増員は難しい。設立から30年が過ぎ、相談員の高齢化も目立ってきた」

 「相談は大変な仕事だ。電話は平均30分で、3時間に及ぶこともある。結論を急がず、あくまで聞き役として『聞いてほしい』『分かってほしい』という相手の気持ちに寄り添う。相談員本人に対する心のフォローも欠かせない」

 

引用元:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2342100013112017L21000/

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