【前半】時代をリードする健康経営への取り組み 平井孝幸さん DeNA

DSC_2635
ニュース
1
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Pocket

2016年1月に発足した株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)のCHO(Chief Health Officer)室。“社員の健康サポート”をミッションとし、健康からのパフォーマンス向上をビジョンに掲げた部署として、各方面から高い注目と関心が寄せられています。

発足からもうすぐ2年。立ち上げから様々なプロジェクトを発信してきたCHO室室長代理の平井孝幸さんに、これまでの具体的な取り組みや今後の展開などさまざま伺ってきました。

 

まず、これまでの経緯を教えてください。

高校生の頃から健康や食に関する興味は人一倍強くて、あらゆる知識を得るために食事や運動に関する情報や書籍に注目していました。そうして得た知識を実践することも大好きだったので、食だけでなく身体を動かすことやトレーニングなども積極的に行なっていました。

そんなこともあり、DeNAには慶応義塾大学在学中にインターンをして内定をもらったのですが入社せず、他社に就職したのですが半年で辞めてしまって。その後、野菜・農業関係のベンチャー企業へ就職し、食に関わる業務を行いながら、平行して長く続けていたゴルフ事業の会社を任され、趣味と実益をかねた運営を7年間ほど行なっていました。

その頃ちょうど東日本大震災(2011年)が起こり、自分も29歳という節目の年齢だったこともあり、ふと今後のことを考えました。もっと社会と密につながり、これまで培ってきたことを発信できる仕事がしたいと思ったんです。

内定を断った後からも南場には懇意にしていただいていて、ずっとお声をかけてもらっていました。南場の理念や思いには以前から共感しており、ここでなら自分の思いを達成できるのではないかと考えて、入社を決めました。

 

健康や運動へ深く興味を持つきっかけはなんだったのですか?

良く聞かれるのですが、そもそも僕の健康へのこだわりの原点はゴルフなんです。高校の部活でゴルフを始めたのですが、楽しくてのめり込んだということもあり、思いのほか短期間で上達できました。

その時、本気で世界を目指したいなと考えて「ゴルフがもっと上手になるにはどういう生活をすればよいのか」ということに重点を置きはじめました。そうなると、練習以外で重要視したのがやはり食事やメンタル、生活習慣だったんです。それらを勉強しはじめたことが、そもそものきっかけでした。

しっかり健康や人体のことについて勉強したいと思い、半年間で300冊以上の書籍を読み、専門家に話を伺いに行くなど、自分なりに研究し続けました。食事・メンタル・生活などの研究に没頭し続けた結果、独自の健康スタイルの基礎を20代で確立させました。

 

では、CHO室への取り組みのきっかけを教えてください。

DeNA入社後、すぐに今のような取り組みが出来るわけもなく普通に過ごしていたのですが、周囲を見渡すと不健康な生活をしている社員が多いことに気づきました。その人たちに声をかけて自分なりの健康改善を伝えはじめたのが第一歩目です。

その健康改善活動が意外にも広がりをみせ、これをなんとかカタチにできないかなぁと思いはじめていた頃、日経ビジネスの特集で大手企業が健康経営に取り組んでいることを目にしました。

健康経営による事例では、社員の健康サポートによってパフォーマンスが向上し、ゆえに会社の業績が上がっている。つまり健康になることが全てのメリットにつながるという内容でした。とても衝撃的で「健康経営事業をDeNAでもやりたい」と強く思ったんです。やっとやりたいことの本質を見つけた気がしました。

「みんなが健康になることで喜びを感じる」「喜びとともに会社の生産性がアップする」という健康経営をするため、取り組みをスタートさせたのが2015年の秋頃でした。

 

実際にどのように立ち上がっていったのでしょう?

まずは社員の声を反映した企画書作成のため、協力者を募って健康に関するヒアリングを行なう活動から始めました。

腰痛に悩んでいる社員へ手づくりの健康グッズを渡したり、睡眠や食事に関する相談に答えたりなど、独自の健康支援活動を積極的に行なったところ「腰痛が緩和された」「冷え性が改善している」など良い意見を多数もらうようになりました。

これらの結果から「全社的に健康経営に取り組むべき」という結論を導きだし、企画書をまとめて人事責任者、ヘルスケア事業部責任者に相談。その後、取り組みの推進者CHOを南場にお願いして2016年1月にCHO室が正式に発足しました。

 

しっかりプロセスを踏んですすめられたのですね。

実は最初、南場には何度も断られたんですよ(笑)。DeNAにはヘルスケア事業部もありますし、なぜ同じような部署が必要なのかって。でもそれは社内の健康促進ではなく、お客さまに発信する健康事業ですし「僕のやりたいのは足下の社内からの健康経営なんです」と何回も根気強くお伝えしました。

社外への健康発信を事業として行なっているのであれば、なおさら社内が健康について真摯に取り組んでいないと意味がないと思います。その熱意を理解いただき、今では様々なことに力添えしてもらっています。

 

そうなるとCHO室の役割とミッションは明確ですね。

そうですね。社員の健康促進と維持。それにともなって生産性とパフォーマンスの向上を目指すこと。これがCHO室の確固たるミッションです。現在は4人の部署ですが、最初は僕一人で立ち上げました。

まずは仲間集めからスタートしようと考え、健康推進部という部活をつくったんです。賛同してくれた30人ほどが集まってくれて、この取り組みを広めていく様々な役割を担ってもらいました。

さらに、信頼できる専門家の方々のところへ出向き、アドバイスや指南をいただいたり、多くの食品企業さんにもヒアリングさせてもらいました。今考えると、それら全てを一人で行なっていたのでかなりの激務だったのですが、自分のやりたいことだったので楽しみながら進めていましたね。

 

現在、チカラを入れているプロジェクトはありますか?

健康経営の中心的取り組み『ウェルメシプロジェクト』では、“食事が変わればカラダは変わる”をテーマにした企画を展開しています。

社員の要望でつくられた健康的な弁当『ウェルメシ弁当』の評判も上々で、多くの予約をもらっています。また、渋谷のお店が検索できるアプリ『ウェルメシ』は、美味しくてヘルシーなお店が選べるということでとても好評で、どんどん広がりをみせていますね。

ほかにも、社内に専門家を招いて「睡眠スキルアップセミナー」などの健康セミナーを行ったり、新たな健康情報を発信したりと様々な取り組みを多角的に行なっています。

 

スタート当初と今では社員さんたちの意識に変化はありますか?

関心のある人が少しずつ増えてきていることを実感しています。半年に1回、健康経営プロジェクトについてのアンケートをしていますが、直近では回答者の約半数の人たちから「健康への意識が高まった」という回答をもらいましたので、意識改善に繋がっていると言っていいのではと思っています。

『ウェルメシ弁当』も、1日のお弁当利用者600人中100人を越える社員から注文をもらうこともありますので、じわじわと健康への意識が浸透してきていることを感じ、本当に嬉しいですね。

 

後半へ続く 

引用元:http://the-patina-style.jp/1462.html

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Pocket

初めまして、
大阪在住の長です。
健康が人にとって基本になる事が分かっているけど、どうして行くことが大切なのか良く分かっていないのが現在だと思います。
ひとりでも多くの人に理解してもらえるように勉強して、伝えて行こうと考えています。
色々な情報がありましたら宜しくお願いします。

1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

DSC_2635
ソリューション
【後半】時代をリードする健康経営への取り組み 平井孝幸さん DeNA

Pocketでは今の健康ブームの世の中をどう感じますか? そうですね、やはり迷走している気はしていま …

2d4895ccc7d62723181cb07736f3ad27_s
ソリューション
富士通、手のひら静脈認証の大規模な社内活用を開始

Pocket富士通は、手のひら静脈認証の大規模な社内活用を、2018年より順次拡大すると発表した。 …

1cfbf8090899600e7445a9c7684c2bd2_s
ニュース
JFEシステムズ、新オフィスコンセプトは「健康経営」

PocketJFEシステムズ株式会社(東証二部 4832、本社:東京都港区、代表取締役社長:西崎 宏 …